カーリースの仕組みを徹底的に調べてメリットデメリットをまとめました!どんな人に適しているのかがわかります。
若者のクルマ離れも多くなり、世間的にクルマへの意識も変わりつつある中、だんだんとクルマは購入するものではなく、シェアするもの、借りて乗るものという時代になってきています。
私自身、過去に乗ってきたクルマは内装にこだわったり、オーディオにこだわったりと、クルマに対して「移動手段」以上の接し方をしてきましたが、今のクルマは純正品以外はレーダーくらいしかなく、「乗れればいい」という風に思うようになってきました。
ただ、乗れればいいというだけでなく、「いいクルマに乗りたい」とか「燃費がいいクルマがいい」とか、「オプションをつけたい」という潜在的な気持ちは抱えてはいます。
そこで、CMや街中でも見る機会が増えてきたカーリースについて、次回、本気で乗り換えるつもりでメリットとデメリットをまとめました。
簡単に私のマイカー歴を辿りますと、
軽自動車 → 軽自動車 → 普通車(セダン) → 軽自動車
→ 普通車(ミニバン) → 軽自動車(現在)
となっており、中古車も新車も新古車も経験していますので、マイカー購入かマイカーリースについて、これから検討する方に向けて、有益な情報をお届けできると思います。
こんな人に読んでほしい!
・カーリースが気になっている人
・車検代や自動車税が煩わしいと思っている人
・頭金やローン審査が厳しい人
・数年に1度に車を乗り換えたい人
これまでのクルマの買い方
クルマの購入方法は、クルマ本体以外にエアロや内装などのメーカーオプション、カーナビやバイザーなどのディーラーオプション代に車検などの諸経費を含んだ合計額を、一括して支払う現金購入と、頭金プラス分割して返済するローンの2通りでした。
ローンについては、借金と同じく合計額に利率を足した分を分割して支払う代わりに、月々の支払額を少額に抑えることができます。
両方とも、これ以外に次の5つの費用が別に発生します。
①3年目と5年目の車検代(重量税や自賠責保険料なども含む)
②毎年の自動車税
③オイル交換や消耗品(ワイパーゴムやライト、バッテリー)購入の費用
カーリースとは
カーリースもローンと同じように、月々の支払いでクルマを使用することができるようになります。
ここで、ちょっと違和感がありますね?そうです、カーリースはクルマの購入ではないので、クルマの所有者ではありません。
クルマの所有権は原則リース会社のもので、あなたはそのクルマの使用者ということになります。
クルマの使用者は、契約に違反しない限りマイカーと同じようにクルマを使用することができます。
カーリースの仕組み
カーリースもローンも、合計額を契約月数で割った額を支払うという点では同じですが、その内訳が違います。
ローンには金利が、カーリースには金利がないかわりに、税金、自賠責保険料、リース手数料の他、独自のサポート料が含まれます。
比較をするとしたら、この仕組みの違いと、カーリース事業者独自のサービスやサポートの検討をするべきです。
カーリースのメリット
- 車検代・税金込みの月額払いなので出費がわかりやすい。
- クルマ選びのためにディーラーに通わなくてもいい。
- 全てネットで完結し、自宅まで納車にきてくれる。
- 事業としてクルマを使う場合は経費計算できる。
- カーリース事業者独自のクルマ値引きをしてくれる。
- 煩わしいメンテナンスやその費用を気にしなくていい。
カーリースのデメリット
- リース期間内で途中解約する場合は違約金が発生する場合あり。
- 契約満了時に今後どうするか決める必要がある。
- 契約満了時にクルマを買ったときと同じ状態に戻す必要がある。
- 年間の走行距離を気にしなければならない。
クルマ購入とカーリースの比較シミュレーション
例として、次のクルマで比較してみます。
トヨタ ノア 7人乗り ブラック
オプション カーナビ・バックカメラ・ETC
バイザー・フロアマット
5年契約(60ヶ月分割払い)
カーリースの場合
月額 約58,500円 × 60ヶ月
年額 702,000円 × 5年
総額 3,510,000円(買取・再リース・返却を選択)
クルマ購入の場合
クルマ本体 60,000円 × 60ヶ月
車検代(5年で2回分として) 200,000円
メンテナンス費用 150,000円
自動車税 36,000円 × 5年
総額 4,130,000円
※メンテナンス オイル交換年に1回、タイヤ交換1回、他消耗品
5年で見ると、50万円以上も安くクルマが手に入る計算です。
ただし、注意しなければならないのは、6年目以降どうするかです。
カーリースでは買い取りか、再リースか、返却するか選ぶ必要があり、返却しない場合はどちらも費用が発生します。
対して、購入の場合、5年で支払い完了するので6年目から分割払いがなくなって、格段に安くなります。
つまり、総額で考えると、5年目まではカーリースが安く、6年目以降は逆転して購入のほうが安くなるということです。
カーリースまとめ
カーリースはこれからのクルマの使用方法として、利用が急増しています。
私自身、3年又は5年で乗り換えているので、カーリースという選択はかなり魅力的に感じました。
安く、いろんなクルマを乗り換えて使いたい人、経費申告できる人にカーリースはオススメです。
カーリースの事業者は増えてきており、各事業者によって独自のサービスやサポートがあるので、今後記事にしていきますね。